海南東インターチェンジ近くのカフェ「レイカフェ」(海南市大野中)が10月6日、10周年を迎えた。
石窯で焼くピザとパスタを提供する同店。店主の木村貴行さんは海南市出身。学生時代を過ごした大阪で、イタリア料理店やフランス料理店、居酒屋などでのアルバイトをきっかけに飲食業界に興味を持ち、製菓専門学校で学んだ。結婚を機に海南に戻り、病院給食の調理場に約10年立ち、2012年(平成24年)に同店を開業した。店舗面積は14坪、席数は18席。
ピザの生地は、膨よかな味と香り、冷めても楽しめる食感になるよう、独自の配合をした小麦粉を使う。冷凍加工したピザは、海南市のふるさと納税返礼品に選ばれている。県産の素材を使ったジェラートは、県産品ブランド「プレミア和歌山」に認定されている。エスプレッソドリンクのラテアートは人気があり、SNSなどへの投稿も多いという。
メニューは、マルゲリータ(Sサイズ=900円、Mサイズ=1,300円)、しらす・ビアンカ(Sサイズ=1,000円、Mサイズ=1,600円)、ラズベリーとカマンベールのハニーピザ(Sサイズ=1,000円、Mサイズ=1,300円)など。いずれもMサイズにはサラダ・ドリンクが付く。そのほか、めんたいことキノコのクリームソースなどのスパゲティに、サラダとドリンクが付くパスタランチ(1,300円)など。全メニューテイクアウトに対応する。
木村さんは「人との縁を大切に毎日料理に向き合い、気付けば10年がたった。和歌山県や海南市に良い印象を持ってほしいと、近隣のマップを作成し、観光案内なども行っている。子連れでも来店しやすいよう、ベンチシートにし、居心地の良いリビング風の内装にしている。気軽に立ち寄ってほしい」と話す。
営業時間は11時~21時30分(ピザ生地がなくなり次第営業終了)。月曜・第3火曜定休。