「有田みかん」果汁を使った「野菜生活100 有田みかんミックス」の販売が11月22日、全国の量販店やコンビニエンスストアで始まった。販売はカゴメ(愛知県)。
有田市の山側から見たミカン畑をデザインしたパッケージ正面と2種類のパッケージ側面
「野菜生活100」季節限定シリーズのコンセプトは、日本各地の農産物を使い、地域のおいしさを全国に届ける「地産全消」。同商品は野菜汁50%、りんご、オレンジ、レモン、ウンシュウミカンの果汁50%を配合する。ミカン果汁には、和歌山県産「有田みかん」ブランドのウンシュウミカンを使う。
パッケージ正面は有田市の山側から見たミカン畑をデザイン。側面は2種のデザインを用意し、和歌山県PRキャラクター「きいちゃん」かミカンのイラストと共に、昨年2月に日本農業遺産に認定された「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」を紹介する。2次元バーコードを読み取ると、有田みかんシステムを紹介する動画サイトにアクセスできる。
同商品は和歌山県が県産ブランドの向上を図り、販路を開拓しようと食品メーカーに行う県産品活用の提案から生まれた商品の一つ。2017(平成29)年に期間限定で初めて販売し、今年で6回目。
県食品流通課の公式ツイッターの商品発売を知らせる投稿には、11月24日現在、117リツイート、479いいねが付いている。階段にズラリと商品を並べた写真の投稿や箱買いした写真と共に「今年も野菜生活有田みかんの時期が来ましたね」「去年も言ったけど、野菜生活の季節限定シリーズで一番美味しいのは有田みかんです」「野菜生活100 季節限定シリーズ 有田みかんミックス 今年もおいしい」(以上原文ママ)などの声が寄せられている。
同課の稲葉有里さん「昨年のパッケージでは文章のみで『有田みかんシステム』を紹介したが、今年は紹介動画も用意したので産地の風景やストーリーをより深く知ってほしい。一般的な野菜ジュースと比べてもミカンの味がしっかりして、野菜ジュースが苦手な子どもでも飲みやすい」と話す。「和歌山県ではミカンの旬を迎え、ミカン生産者が収穫を頑張っている。ぜひ『有田みかん』も手に取っていただければ」と呼びかける。
販売は2月上旬まで。
※2次元バーコードによる紹介サイトの内容に誤りがありましたので修正しました(2022年12月2日 10:30修正)。