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和歌山・海南の願成寺のアジサイが見頃 参道や境内を彩る

願成寺住職の細川さんと境内で満開の見頃を迎えたアジサイ(2023年6月10日撮影)

願成寺住職の細川さんと境内で満開の見頃を迎えたアジサイ(2023年6月10日撮影)

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 願成寺(海南市別所)で現在、アジサイの花が満開の見頃を迎えている。

願成寺境内の沿道に植えられたアジサイ(2023年6月10日撮影)

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 「寺に彩りを」と同寺院の檀家(だんか)が植え、手入れをしているアジサイは、境内や参道をはじめ、本堂や観音堂の裏から山手を回遊する徒歩5分ほどの道沿いに咲いている。

 同寺院は平安時代の1145年(久安元年)に、崇徳・後白河両天皇の母・待賢門院の冥福を祈るため創建された。同寺院によると、かつては境内に七堂伽藍(がらん)を備え、24の堂塔を持つ大寺院だったという。本尊の千手千眼観音座像は鎌倉時代の作で、国の重要文化財に指定されている。

 同寺院住職の細川順教さんは「寺は非日常を感じられる場所。花を見て心を落ち着け、一息つき、リフレッシュしてもらえたら。アジサイの見頃は6月末ごろまで続く見込み」と話す。

 拝観料無料。

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