和歌山県産「あら川の桃」を使ったスイーツの販売が6月18日、近畿2府4県の「セブンーイレブン」2779店舗で始まった。

「あら川の桃」を使った「もももこ」断面

　18日発売の「もももこ」は、スイーツシリーズ「もこ」の1種。小麦粉の生地の中に、モモのピューレとミルクムースを詰めた同商品は昨年11月の和歌山県と近畿の300店舗限定で販売した。19日からは、モモゼリーにレアチーズムースと酸味のあるラズベリージュレを合わせた多層仕立てのカップスイーツ新商品「桃とレアチーズ」の販売も始めた。

　スマートフォンアプリ「セブンーイレブン」のスイーツデーリーランキングでは20日15時現在、「もももこ」が和歌山・京都・滋賀で1位、ほか3地域でも4位と好調な売れ行きを見せている。「桃とレアチーズ」は和歌山で2位。

　紀の川市は、産品の認知度向上と販路開拓を目的に企業と農産物を使った商品の販売に取り組んでいる。同市のモモは、県内一の栽培面積を誇る。両商品は県が「セブンーイレブン・ジャパン」と取り組む「食の和歌山応援フェア」の一環として開発した。

　紀の川市農林商工部農業振興課の和泉真人さんは「『もももこ』はモチモチ食感にピューレがよく合う。発売直後からランキング1位になり手応えを感じている。『桃とレアチーズ』は3層の食感が楽しめる。販売店舗も増加し、在庫も増えたので手に入れやすくなった。近畿エリアの人はぜひ試してほしい」と話す。「青果の『あら川の桃』の販売も始まるのでぜひ食べていただければ」とも。

　価格は、もももこ1個＝194円、桃とレアチーズ＝289円。

※タイトルを修正しました（2023年6月21日11:00）。