放課後スクール「PETERSOX(ピーターソックス)」(和歌山市福島)コーチの岡崎大輔さんが7月19日、書籍「親も子もラクになる ゆるめる子育て」を明日香出版社(東京都文京区)から刊行した。
宮脇書店和歌山店に並ぶ「親も子もラクになる ゆるめる子育て」
岡崎さんにとっては、2021年5月に刊行した「『やり抜く子』と『投げ出す子』の習慣」に続く2冊目の著作となる同書。親自身を生きづらくしている子育てのルールに着目し、根本的な要因を解き明かして、がんばりすぎない子どもとの関わり方を解説する。
岡崎さんは1980(昭和55)年大阪生まれ。製薬会社に勤務していたころ、うつ病をなくすには、社会に出るまでに積極性やモチベーションの高さなどの「非認知能力」が育つ教育が大切と考え、アメリカへ留学したという。現地ではライフスキル教育のコーチング理論を学び、団体などで経験を積んだ。2014(平成26)年に和歌山市内で「ピーターソックス」をオープン。「いつでも、どこでも、自分らしく輝ける社会をつくる」をビジョンに掲げ、英語、バスケットボール、ダンスなどの教室を運営し、子どもが夢中で打ち込める場作りを提供するほか、大人向けのセミナーにも取り組んでいる。
岡崎さんは「1冊目を読んだ親御さんから、頭で分かっていてもアドバイスを実践しづらいとの悩みが寄せられ、『完璧にしないといけない』『分からないと言ってはいけない』など、親自身が育つ過程で身に付けたルールで生きづらくなっていることに気付いた」と話す。「親子関係を解き明かし、別のルールを提案することで、悩みの多くが緩んでいった。悩みを抱える親御さんたちとのやり取りの中で生まれた1冊。子育てに悩んでいる人にぜひ手に取ってもらい、親も子も楽になってほしい」と話す。
264ページ。価格は1,650円。