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和歌山城近くに「納屋河岸ギャラリーみづはら」 親子3人が実家の店舗跡改装

(左から)ギャラリーの前に立つ岡公美さん、美志さん、律夫さん

(左から)ギャラリーの前に立つ岡公美さん、美志さん、律夫さん

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 アートギャラリー「納屋河岸(なやがし)ギャラリーみづはら」(和歌山市雑賀町、TEL 073-433-2323)が和歌山城近くにオープンして2カ月がたった。

「ギャラリーみづはら」の青果店時代の冷凍庫を利用した地下の展示スペース

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 デザインユニット「リ・ビーンズ」を経営するデザイナーの岡律夫さん、公美さん夫妻が芸術大学に通う長女の美志さんと3人で運営する同ギャラリー。公美さんの両親がかつて経営していた青果店「フルーツショップみづはら」の1階11坪、地下10坪を改装した。1階ではオリジナルブレンドコーヒーのドリップバッグや美志さんがセレクトしたカプセルトイなどの販売を行う。「納屋河岸」の呼び名の由来は江戸時代、和歌山城外堀(現在の市堀川)で、紀州藩の米や野菜などを貯蔵する納屋が立ち並んでいた場所だったことから。「当時のようなにぎわいの拠点にしていきたい」との思いから名付けたという。看板は、結婚前にデザインを学んでいた学生の律夫さんがデザインしたものをそのまま残した。

 両フロアで現在、岡さん親子3人によるデザイン作品展「PEACE 2」を2月26日まで開催している。

 公美さんは「母が青果店を閉店してから空き物件だった。夫婦でデザインに携わっていることから、作品が発表できる場所がほしかった」と話す。「大好きな金沢21世紀美術館の作品『スイミング・プール』のような空間を作りたい。地下は青果店時代に使っていた冷凍庫をそのまま残した展示スペースにした。徒歩圏内に10軒ほどギャラリーがあるので、アートで街を盛り上げたい」と意欲を見せる。

 営業時間は月曜・土曜・日曜=12時~18時。

※販売商品の記述を修正しました(2024年2月9日16時00分)。

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