和歌山市役所近くに10月6日、居酒屋「炭焼菜彩干物飯 紀州のしずく」(和歌山市十三番丁、TEL 073-499-4997)がオープンした。店舗面積は約26坪、カウンターと掘りごたつを合わせて40席。
同店は和歌山市六番丁で10年営業を続ける「イタリア食堂 キッチンキャミー」の2号店。女性やファミリー層を意識した店内は、テーブルや席間隔、水回りなどが広く作られ、ゆったりと過ごせるよう工夫が凝らされている。
オーナーの奥畑公康さんは「この店のコンセプトは『和歌山』。和歌山の食材というだけでなく、全てひっくるめて『和歌山』を感じられる店にしたい」と話す。和歌山らしさについて「親しみやすさがあると思う。一人で来ても友達になれるような雰囲気になれば」とも。
オープンしてすぐに来店した「キッチンキャミーのリピーター」を名乗る和歌山市在住の岩橋和廣さんは、「カウンターに並んだおばんざいを見ながら選べたり、厨房(ちゅうぼう)を眺められたりするのがいい。家庭的な雰囲気があり、居心地バツグン」と笑顔を見せる。
ランチタイムは、全定食で炊き立て土鍋ご飯が提供される。待ち時間を少なくするため、コンロを多く準備してランチタイム前から土鍋を火にかけているという。メニューは「紀州梅鶏の唐揚げ定食」(750円)、「本日の週替わり定食」(850円)など。
ディナータイムは、おでんや炭焼きや串焼きといった大衆的なメニューからパーティープランまで幅広く用意。メニューは「とりあえずセット」(ドリンク1つとおばんざい2種、800円)、「おでん」(各120円)、「金山寺味噌(みそ)のバーニャカウダ」(780円)、「熊野牛の炭火焼きハンバーグ」(1,200円)など、和歌山の食材を豊富に使ったメニューが並ぶ。
パーティーコースには女性だけのグループ限定メニュー「飲んだくれ女子会コース」(3,500円)があり、飲み放題が時間無制限で付く。そのほかのコースは飲み放題のオーダーが別途必要で、「紀州のしずくコース」や「梅つゆしゃぶしゃぶコース」(以上2,700円)などを用意。
「女性同士や子連れ、年配の方も入りやすい居酒屋だと思う。ぜひ気軽に来てほしい」と奥畑さんは呼び掛ける。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~24時。日曜定休。