「ポケットモンスター」のキャラクターをデザインしたマンホールふた「ポケふた」が4月5日、和歌山城前の城前広場(和歌山市七番丁)に設置された。
同マンホールふたは、「ポケモン」(東京都港区)が、ポケモンと地域の魅力を発信しようと全国の自治体に寄贈し設置するマンホールふた。和歌山県では3月25日、県内初設置となる5枚(和歌山市、那智勝浦町、串本町、白浜町、高野町に設置)が県庁(小松原1)で披露された。
和歌山市のふたに登場するキャラクターは、あらゆるものを透視する目を持つ「がんこうポケモン」の「レントラー」と、歌姫の異名を持つ「ソリストポケモン」の「アシレーヌ」。和歌山市観光課によると、「レントラー」のポケモン図鑑番号「405」にちなんで4月5日を設置日に決めたという。
当日は、多くのファンが見守る中、現地でお披露目式が行われた。犬塚康司和歌山副市長がカウントダウンに合わせて除幕すると、ファンからは歓声が上がった。
犬塚副市長は「『ポケふた』は全国各地にあるが、このデザインは世界に一つだけ。和歌山にしかない魅力あるものがまた一つ増えてうれしい。設置場所は和歌山城と一緒に撮影できる場所にした。ここで写真を撮ってSNSなどで発信して和歌山の魅力を伝えてもらえたら」と呼びかける。
姉妹で見に来たという児童は「レントラーのトゲトゲがかっこいい。アシレーヌは歌っている姿がかわいい」と笑顔を見せていた。
同ふたの設置場所は今後、スマートフォン向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」の「ポケストップ」に登録される。