和歌山市が8月1日、将棋タイトル「第37期竜王戦」の第5局和歌山対局で棋士が食べる「勝負めし」「勝負おやつ」「勝負ドリンク」の一般募集を始めた。
和歌山市での「竜王戦」開催は今回が初めて。藤井聡太竜王と挑戦者が和歌山城ホール(和歌山市七番丁)和室で11月27日・28日の2日間にわたり対局する。公募したメニューは、両棋士に配布するメニューブックに記載し、対局当日に提供するほか、11月17日「将棋の日」に開催する「和歌山将棋フェスティバル」で大会特典として提供する。
公募対象は和歌山市内に事業所を置く飲食関連事業者で、「勝負めし」「勝負おやつ」「勝負ドリンク」のそれぞれに1品ずつ応募できる。
募集したメニューは、地産食材使用や同市の魅力を表現しているかなど「和歌山のPRに資するか」「独自性」「見栄え」の採点基準で審査する。そのほかメニュー全体のバランスなどを考慮し、各部門10品程度を選考する。
尾花正啓和歌山市長は「採用されたメニューについては、考案の意図や食材製造過程などについて市内の児童や生徒にインタビューしてもらい、ふるさとの食を知ってもらう機会を設ける。和歌山の食の魅力を発信すると共に、地元の子どもたちにも和歌山のいいところを感じてもらいたい」と話す。
公募受け付けは8月31日まで。