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和歌山のパンダ「彩浜」が6歳に 命名者18人が祝う

6歳の誕生日プレゼントの氷と竹ボールを見つけたジャイアントパンダ「彩浜」

6歳の誕生日プレゼントの氷と竹ボールを見つけたジャイアントパンダ「彩浜」

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 ジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」の6歳の誕生日イベントが8月14日、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で行われた。

竹ボールを抱えるアドベンチャーワールドの「彩浜」

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 彩浜は2018(平成30)年、父親「永明(えいめい)」と母親「良浜(らうひん)」の間に生まれた同園16頭目の雌パンダ。出生時の体重は同園最小の75グラム、体長15.5センチ。現在の体重は103.8キロ(8月3日現在)。名前には、何気ない日常に彩りを与え、明るく前向きになれるような未来の幸せを作る存在になってほしいとの願いが込められている。

 当日は彩浜の命名者2682人から同イベントに参加を希望した18人が来場。名前にちなんだ虹の形をあしらった氷のほか、同園で5000本の竹を使ったアートを手がける芸術家ワン・ウェンチーさんが作った直径40センチと20センチの竹ボールを6歳にちなみ6つ、プレゼントした。同イベントはオンライン配信し、2500人以上が視聴。参加者の前に姿を見せた彩浜は、プレゼントを見つけると興味を示して近づき、ボールを転がしたり、氷を抱きかかえたりして遊んだ。参加者らは彩浜が現れると手を振ったり、写真を撮ったりして楽しんだ。神戸市から参加した女性は「彩浜が小さい頃から見てきたので、大きくなった姿を見られてとても感動した。来てよかった」と話す。

 閉園後の20時20分からは、飼育スタッフと参加者で「サイコロトーク」を行ったり、氷の誕生日ケーキをプレゼントしたりするオンライン誕生会を開く。そのほか彩浜の等身大パネルを飾るフォトスポットを設置し、誕生日を祝うという。

 飼育スタッフの品川友花さんは「彩浜は、生まれた時は小さくて、飼育は緊張の連続だった。パンダの6歳は人間で言うと18歳くらい。性格は、マイペースで気まぐれ。病気もせず、たくましく育ってくれてうれしい。これからも元気に育ってほしい」と話す。「今までのプレゼントの中で1番遊んでくれた。彩浜は、あおむけで足を広げて、無防備な寝姿を見せてくれるところも魅力の1つ」とも。

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