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有田のしらす直売所で冷凍ピザ販売 食堂の人気メニューを商品化

「漁師が仕上げたしらすピザ」を手にする上野山さん

「漁師が仕上げたしらすピザ」を手にする上野山さん

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 冷凍ピザ「漁師が仕上げたしらすピザ」の販売が8月23日、「福扇水産しらす直売所」(有田市宮崎町、TEL 0737-82-0383)で始まった。経営はシラス漁、製造加工、販売店と食堂の経営を行う「福扇水産」(同)。

「漁師が仕上げたしらすピザ」(マヨコーントッピング)

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 漁師歴40年超の上野山晃司さんが、自分たちで取ったシラスを良い状態で提供したいと2021年に製造加工場と直売所、食堂「しらす屋 福扇」を開業。次男の翔史さんが漁と製造・加工担当、三男・竜己さんが漁と食堂経営を担う。水揚げしたシラスを加工場に運び、釜揚げしらすやちりめんじゃこ、つくだ煮などに加工し、直売所や食堂で提供している。

 食堂の人気メニューだったしらすピザの持ち帰りを希望する声や販売店からの要望を受けて今回、商品化した。メニューは「マヨコーン」と「大葉ジェノベーゼ」の2種類で、生地の上にトッピングとシラス、チーズをのせ、真空パックし、冷凍販売する。

 晃司さんは「父の代からシラス漁を行っていて、シラスの絶妙なゆで加減や塩加減などを追求してきた。シラスの状態を見極め、ゆでたり加工したりするので味に自信がある。おいしいシラスを食べてもらいたい」と話す。「ピザの真空パック化が難しく、まだ店頭販売分しか生産できないが、今後はオンラインショップなど販路拡大していけたら」とも。

 価格は800円。

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