清掃活動「ほんわかビーチクリーン」が9月14日、磯の浦海水浴場(和歌山市磯の浦)で開催される。主催は和歌山大学の学生や卒業生を中心とした団体「ほんわかプロジェクト」。
同団体は「ほんまもんの想(おも)いを輪っかにする」を合言葉に、メンバーが実現したい企画に取り組む。2022年に結成し、体験型観光や観光情報を発信するウェブサイト運営などを行う。2022年にゴミが多かった同海水浴場を見たメンバーが「和歌山の海をきれいにしよう」と清掃活動を企画。メンバーを中心に週2~3回の清掃を続け、2023年から毎月第3日曜日に開催する。一般参加も募り、幅広い世代が交流しながら海岸の清掃活動を行う。
学生たちが始めた清掃活動に地域住民や企業も参加するようになり、地元企業との合同開催では60人近くが集まる。今回は自動車部品のリサイクル事業を手がける「ビッグウェーブ」(愛知県)と合同開催し、同社の関係者40人ほどが参加する。
同団体事務局長の樫本凱斗さんは「磯の浦にはペットボトルや食品パッケージなどのゴミが多い。外国からの漂流物もあり、驚くこともある。学生だけで始めた活動だったが、続けていくことで、徐々に地域住民や一般の人が参加してくれるようになった。さまざまな世代や価値観の人とのコミュニケーションを楽しみながら、皆で海をきれいにしていきたい。さまざまな人に参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は14時~16時。参加無料。申し込みは、団体ウェブサイトとSNS(インスタグラム、フェイスブック)で受け付ける。