「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭2024」が10月12日・13日、北ぶらくり丁商店街と本町公園(和歌山市北桶屋丁)で開催される。
2013(平成25)年に和歌山市加太で始まった同映画祭。往年の名作映画や自主制作映画の上映、トークショー、展示のほか、夜は野外特設スクリーンでの上映を行う。
上映作品は、東京を舞台に1人の青年と4人の女性たちの出会いを描いた恋愛群像劇「街の上で」、「田辺・弁慶映画祭」コラボレーション上映作品「ロマンチック金銭感覚」「ラストホール」「ゴミ屑(くず)と花」、香港で活躍するウォン・カーウァイ監督作品「恋する惑星」「天使の涙」など。野外上映は、12日=今年5月公開の「水深ゼロメートルから」、台湾の映画絵看板師にカメラを向けたドキュメンタリー「顔(イェン)さんの仕事」、13日=山下敦監督作品「天然コケッコー」。
そのほか、「インディペンデント作品コンペティション」に応募された約120の自主制作映画を実行委員が審査し、入賞作5作品を選出。入賞作品は2日間を通し、「北ぶらBASE」(中ノ店北ノ丁)で上映し、観客投票でグランプリを決定する。最終日に本町公園会場で授賞式と上映を行う。
実行委員長の小川貴央さんは「インディペンデント作品は年々レベルが上がっている。今年も力作ぞろいでどれも本当に面白い。グランプリを皆さんの投票で決めてほしい」と呼びかける。「毎年、監督や出演者など作り手と出会える貴重な場になる。作品鑑賞はもちろん、作り手や映画ファンとの交流も楽しんでもらえたら」とも。
開催時間は10時~21時。料金は、1日フリーパスポート=当日3,500円、前売り3,000円、2日間フリーパスポート=当日6,500円、前売り5,500円、単館チケット=1,500円(野外上映は2,000円)。インディペンデント作品は鑑賞無料、両日オンライン配信も行う。