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和歌山城公園動物園でヤギの行動展示始まる 旧ツキノワグマ舎を活用

行動展示のため旧ツキノワグマ園舎に入居したヤギの「ジョーカー」(手前)と「ムギ」

行動展示のため旧ツキノワグマ園舎に入居したヤギの「ジョーカー」(手前)と「ムギ」

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 和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁)で10月8日、ヤギの行動展示が始まった。

飼育員の後について坂道を登る「ムギ」と「ジョーカー」

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 7月に死んだツキノワグマの「ベニー」の園舎を使った同展示。旧クマ舎は、坂道の上にプールや砂場のある広場や寝室出入り口前の階段から下りられる堀がある。この傾斜を生かした展示ができる動物として、山岳地帯に生息し、険しい斜面で立ったり駆け上ったりできる足を持つヤギを選んだ。

 旧クマ舎で飼育するヤギは、2017(平成29)年生まれの雄の「ムギ」と「ジョーカー」の2頭。飼育員の木村明日香さんによると、ムギは強気でやんちゃな性格でアゴの下に「肉垂(にくすい)」がある。ジョーカーは甘えん坊で末っ子気質という。

 木村さんは「ヤギたちも初めは恐る恐るといった様子だが、慣れてくれば脚力・跳躍力を生かして旧クマ舎内を走り回る姿が見られる。崖の際に立っても臆しないヤギらしい姿を早く見せたい。一緒にヤギの成長を見守ってもらえたら」と話す。

 和歌山城整備企画課の西口江里香さんは「ベニーがいなくなってさみしかった園舎にヤギが入ってまた活気が出てきた。今までと違ったヤギの生態や表情を見てほしい」と呼びかける。

 展示時間は9時~16時。

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