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有田川町に民泊施設「Kamanaka187」 体験棟を備え、創作の場に

共用のキッチンで宿泊客と交流するオーナーの中畑美咲さん(中央)

共用のキッチンで宿泊客と交流するオーナーの中畑美咲さん(中央)

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 民泊施設「Kamanaka187(かまなかいちはちなな)」(有田川町釜中)が、有田川町にオープンして1カ月がたった。

民泊施設「Kamanaka187」の最大4人宿泊可能な寝室

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 オーナーの中畑美咲さんは和歌山市出身。大学院を卒業後、大阪の建築事務所に就職し、建築士として働きながら同施設を開業した。空き家になっていた曽祖父の生家の木造住宅を、2階建ての宿泊棟と体験棟からなる民泊施設に改修した。

 宿泊棟の1階には共用のキッチン、トイレ、洗面室、シャワールーム、2階には板間の寝室を2部屋備える。無線LANや電源も提供する。キッチンには冷蔵庫や電子レンジ、IHクッキングヒーターを備える。体験棟は宿泊者の創作活動などの場として提供する。

 ドイツ人滞在客は「古い物と新しい物がまざった雰囲気が良かった」と話す。スペイン人滞在客は「日本では観光地や飲食店などさまざまな場所を訪れたが、ここでは地元の人との触れ合うワークショップや他の滞在者との交流があり、学びを得ることもできた」と笑顔を見せる。

 中畑さんは「泊まるだけではなく、宿泊者にもアイデアを出してもらいクリエーティブな活動を一緒に楽しむことで、この場所に愛着を持ってもらえれば。料理や制作活動などローカルのムードを感じながら滞在してほしい」と話す。「初めての宿泊者は建物を改修した時に出た廃材を使って、庭のベンチを作ってくれた。完成し切っていない施設なので、宿泊者と協働しながら作り上げていきたい」とも。

 宿泊予約はインスタグラムのダイレクトメッセージとメールで受け付ける。

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