
特急「くろしお」の運行60周年を記念したラッピング列車第2弾の運行が8月30日、JR新大阪駅~新宮駅間で始まった。
2015年まで運行していた特急「くろしお」のヘッドマークを基にデザインしたヘッドマーク
287系車両1編成の1号車と6号車にラッピングを施し、ヘッドマークを取り付けた同列車。第2弾の記念ラッピングは、白色の車体側面にオーシャングリーンを基調とした波をデザイン。波は、1978(昭和53)年から2015(平成27)年まで運行していた特急「くろしお」号のヘッドマークのイラストをモチーフにした。
特急「くろしお」は、1965(昭和40)年に天王寺駅~名古屋駅間で運行を開始。現在は京都駅~新宮駅間を運行する。
3月には運行開始60周年の記念品を配布、7月にはラッピング車両第1弾の運行を始めた。今後も関連イベントの開催などを予定する。
JR西日本和歌山支社の梅田知佳さんは「ラッピング列車は、くろしお60周年を皆さんに知らせ、感謝の気持ちを伝えるため、和歌山支社のメンバーで企画した。きのくに線を走る姿をたくさんの人に見てもらいたい」と話す。「60周年記念ラッピング車両のほか、『パンダくろしお』車両も走っているので、次にどのデザインの列車が通るのか楽しみにしてもらえたら。きのくに線に乗車して景色を楽しみ、紀南エリアの魅力を発見してほしい」とも。
運行スケジュールはX(旧ツイッター)の「パンダくろしお運行スケジュール【公式】」アカウントで公開する。2028年11月ごろまで。