
海南駅前の「ボタニカルカフェパキラ」(海南市名高)が10月1日、「おうち居酒屋パキラ」として夜営業を始めた。
青果販売などを手がける「オフィスナカムラ」代表の中村尊泰さんが5月にオープンした同店。「毎日食べて健康になれる料理」をテーマに、濃い味つけや揚げ物を控えるなど配慮し、和歌山県産の食材を使った料理を中心に提供する。席数はカウンター=5席、テーブル=12席。
メニューは、「熊野ポークと新鮮野菜」(680円)、湯浅しょうゆと赤ワインを煮詰めた自家製ソースの「葱(ねぎ)だく焼きそば」(580円)など。昼のカフェメニューとして提供する冷たい鉄板の上でアイスクリームを薄く伸ばして巻き上げる「ロールアイス」(Sサイズ=350円)にリキュールを加えたアレンジメニューも用意。ドリンクは、瓶ビール、酎ハイ、ハイボール(以上600円)、各種カクテルのほか、ジンジャエール、レモネード(以上500円)などのソフトドリンクを提供する。店内では、中村さんが取り扱う和歌山県産の果物や観葉植物も販売する。
中村さんは「和歌山の本当においしい食材を提供していきたい。地域に密着し、親しみを持ってもらえる店にしていければ」と話す。
店長の池尾治世さんは「1人暮らしの人や高齢者が夕食の準備ができない時などに気軽に来られる場所でありたい。女性1人でも気兼ねなく立ち寄れて、スタッフとの会話も楽しめるようなコミュニケーションを大切にした接客を心がける。自宅にいるようにゆっくり過ごしてほしい」と話す。
営業時間は18時~21時。日曜~火曜定休。