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和歌山・すさみに道の駅 オープン2日間で来客1万人

海が見える場所に建つ道の駅「すさみ」

海が見える場所に建つ道の駅「すさみ」

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 和歌山・すさみ町の旧町立江住中学校跡に9月5日、道の駅「すさみ」(西牟婁郡すさみ町江住、TEL 0739-58-8888)がオープンした。

道の駅内観

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 県内29カ所目の道の駅となる同施設。紀勢自動車道すさみ南ICの開業に合わせ、国道42号線からICへ向かう交差点付近に設けられた。敷地面積は約1万平方メートル。駐車場は普通車60台、大型バス9台分。

 コンセプトは「地域のショールーム」。施設内には郷土料理を楽しめるレストラン「南紀すさみの恵み食堂 蒼海」、コミュニティースペースとして活用できる「ふるさと体験コーナー SUSAMIカフェ」、地元の野菜や特産品の物販コーナーがある。敷地内には同町の「日本童謡の園」から「エビとカニの水族館」が移転し、13日に開業する。

 同施設は今年2月、全国に1040カ所ある道の駅の中から、地域活性化や防災の拠点に期待できると認められた「重点道の駅」に選定された。観光施設としての経済活動や南海トラフ地震が起こった際の避難場所としての機能を持ち、今後はヘリポートを設置するなど防災機能をさらに充実させていく計画という。

 運営する信濃路(和歌山市加納)の冷水康浩さんは「すさみ町は人口が減少しているが自然豊かで農林水産業が盛んな町。地域を盛り上げたいとの思いからオープンへ向けて準備を進めてきた」と話す。

 オープンから2日間で県内外から1万人以上が訪れているという。物販コーナーにある地元の野菜や加工品は完売した。冷水さんは「広大な海が見える最高のロケーションで、お客さまがとても喜んでくれる。その姿を見て現地スタッフも自分が住むまちの魅力を再確認したようだ」とほほ笑む。「訪れる人の記憶に残る道の駅にしていきたい。地域住民が誇れる場所になれば」と力を込める。

 営業時間は9時~18時。レストランは11時~17時30分。

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