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和歌浦の漁協跡地で手すき和紙展「南海道」 市内2会場で開催へ

「紙舗 直」の坂本直昭さん(左)と「proyect g oficina」の源じろうさん

「紙舗 直」の坂本直昭さん(左)と「proyect g oficina」の源じろうさん

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 フリースペース「WAKAYA(わかや)」(和歌山市和歌浦東、TEL 073-444-0525)とギャラリー「Onomachi α(おのまちあるふぁ)」(東高松)の2会場で10月15日、手すき和紙展「南海道」が始まった。主催はカフェやバーを経営する「源じろう計画事務所 proyect g oficina(プロジェクト・ジー・オフィシナ)」(十一番丁)。

第1会場「WAKAYA」の様子

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 15日にオープンしたWAKAYAのこけら落とし展覧会。店主の源じろうさんが約10年前に旧西本組ビル(小野町)で紙作家の坂本直昭さんと知り合い、工房を訪ね交友を深めて実現にこぎ着けた。

 坂本さんは東京で紙店「紙舗 直(しほ なお)」(東京都文京区)の店主を務める。北海道・新潟・高知に工房を構え、土や鉱物で和紙を染めた作品作りを行っている。

 「直昭さんの作品を初めて見た時の感動が忘れられない。私の原点となるような出会いで、最初の展示は直昭さんの作品と決めていた」と源じろうさん。坂本さんは「以前に源じろうさんの経営する別の店舗で開催する予定があったが実現できず、今回無事に展覧会が開催できてうれしい」と笑顔を見せる。

 会場の「WAKAYA」は和歌川漁協組合の建物2階を改装したスペースで、1階は11月に食堂としてオープンする予定という。WAKAYAは「Bar No.11」(十一番丁)、「rub luck cafe」(有田市千田)、「CASADECHA」(岩出市根来)に次ぐproyect g oficinaの4店舗目となる。

 源じろうさんは「8年前にrub luck cafeを始めた頃から気になっていた物件。昨年売りに出たのを見て後悔したくなくて不動産屋に電話した。地元の人に喜んでもらえる、地域の誇りとなる場所にしたい」と意気込む。

 開催時間はWAKAYA=9時~17時、Onomachi α=12時~18時。水曜休廊。10月25日まで。

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