建物老朽化のため今年2月に閉店し建て替えが進められていた「オークワ屋形店」(和歌山市屋形町、TEL 073-422-8006)が12月14日、新築で再オープンした。
オークワは和歌山を拠点に、大阪・奈良・兵庫・三重・愛知・岐阜・静岡でグループ店舗を出店。地域の利便性を重視したレギュラー業態ほか、品ぞろえ豊富な大型のスーパーセンター業態、「高品質」スーパーのメッサ業態、商品価格を抑えたプライスカット業態の4種類を展開している。
屋形店の売り場面積は917平方メートルで、建て替え前に比べて約3割減った。その分、買い物客からリクエストの多かった平面駐車場15台分を新設し、2階駐車場などと合わせて98台分の駐車スペースを確保した。
さらに、以前はプライスカット業態だったが、市街地向けの都市型スーパーマーケットに業態変更。和歌山の地元食材を店頭に並べている。
食品売り場には、少量パックの総菜や調理を簡単にするカット野菜など、個食や使い切りに対応したパックを並べる。和歌山の地物も多く取り扱う魚売り場では対面販売を行い、会話を交わしながら販売できる体制を整えたという。
当日は開店前から近隣住民30人ほどが列を作り、関係者が出席してテープカットが行われた。
広報課課長の郡司雅夫さんは「当店は和歌山市内1号店として1963(昭和38)年に開業したので、今年でちょうど50周年。商圏内に高齢者世帯、単身世帯が多く、買い物のしやすさを意識している。介護用品なども含め、普段の生活の中でちょっと欲しいなと思うものをそろえていきたい」と話す。
営業時間は9時~23時。年中無休。