和歌山市立和歌山高校近くに11月17日、まきストーブ販売店「ファイヤープレイス和歌山店」(和歌山市園部、TEL 073-464-2888)がオープンした。経営は「ファイヤープレイス和歌山」。
三重県津市に本店を構え、京都府、長野県、奈良県のフランチャイズ店舗に次ぎ、和歌山初出店となる同店。元・内装工事業者の竹本元気さんがオーナー社長を務め、妹の神﨑あずささんが店長を務める。
海外まきストーブメーカーの正規代理店として販売、施工、メンテナンスを行う店内には、デンマークの「MORSO(モルソー)」、アメリカの「VERMONT CASTINGS(バーモントキャスティングス)」、ノルウェーの「JOTUL(ヨツール)」のストーブを展示。店内設置のバーモントキャスティングス製まきストーブは、実際に煙突を取り付け、まきをくべて暖かさを体感できる。
竹本さんによると、まきストーブはインテリアとして楽しめるほか、持続性のある暖かみが特徴という。同店では住宅図面からその家にあったストーブを提案し、来店客と相談しながら設置するまきストーブを決定する。まきやメンテナンス用品、ストーブ用調理器具、ファイヤーツール(灰取りスコップや火かき棒)など関連する小物を各種取りそろえる。すすの掃除や各種メンテナンスの出張サービス、メンテナンス講習も行う。
竹本さんは「まきストーブを設置するにはまずは煙突が必要。重量も200キログラム以上あるので床材の補強が必要になる場合もある。暖房器具として決して安いものでないが、火を眺めながら過ごす時間を楽しむ人が増えている。冬に限らずいつでも導入できるので気軽に相談してほしい」と話す。
設置費用は条件によって異なり、ストーブ本体込みで約80万円から用意する。まきは50束・450キログラムで約2万9,000円(同店購入のストーブオーナーは2万円)ほどという。
今後の展望について、竹本さんは「現在はリフォームでの販売が中心だが、県内の建設会社と提携してまきストーブがある家も提案していきたい」と意気込む。
営業時間は10時~17時。月曜・祝日定休。