和歌山県立紀伊風土記の丘(和歌山市岩橋、TEL 073-471-6123)で10月から開催中の「第7回HANI-1選手権(ハニワングランプリ)」の作品募集の締め切りが近づいている。
同イベントは岩橋千塚などの文化財発掘を身近に感じてもらうことを目的に2013年から年2回のペースで開催。同施設の一室で古墳時代と同じ方法で埴輪(はにわ)を作り、完成した作品にタイトルを付け、来館者による投票でグランプリを決定する。
これまでは「小学生以下」「一般の部」と、前回から加わったグループ参加の「ヘビー級」の3部門だったが、今回から「中高生の部」を新設。グランプリの「HANI-1」を狙い、合計50体以上の埴輪が集まっているという。
友人と初参加した和歌山市在住の久保達也さんは「埴輪は作ったことがある。童心に返って試行錯誤しながら作り上げていく作業に没頭できて楽しい」と話す。両親と馬にまたがる人の埴輪を製作した和歌山市立藤戸台小学校2年生の齋藤温紀(温は日の部分が口に人)さんは「昨年の表彰式を見て自分でも作りたいと思った。馬の表情を工夫して作った。埴輪作りは楽しかった」と笑顔を見せた。
残す埴輪作りの開催日は11月26日と12月3日。両日とも13時30分からで、参加には材料費350円、ヘビー級=400円と別途入館料が必要。定員は40人。来館者による投票期間は12月17日から来年1月29日。結果発表・表彰式は2月11日。