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和歌山・有田川町「あらぎ島イルミテラス」、最終日に1000発の打ち上げ花火

3000個のLEDで浮かび上がるあらぎ島

3000個のLEDで浮かび上がるあらぎ島

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 和歌山・有田川町のあらぎ島(有田郡有田川町清水)で開催中のイルミネーションイベント「あらぎ島イルミテラス」の最終日となる2月5日、打ち上げ花火イベント「あらぎ島HANABIテラス」が開催される。主催は「しみずまちづくり愛好会」(事務局は有田川町商工観光課)。

【動画ニュース】棚田百選のあらぎ島にイルミ LEDソーラーライト3000個点灯

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 あらぎ島は有田川の蛇行と浸食で作られた階段状の地形で、農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれている。この地域には約4000年前の縄文後期から人々が生活を始めたといい、中世には荘園として集落や水田の開発が進められた。江戸時代にこの地域の初代大庄屋であった笠松左太夫が私財を投じて用水路の整備や新田開発を行い、現在の景観の基礎を作った。2013年にあらぎ島を含む周辺の農山村地域が国の重要文化的景観に選定された。

 観光客が減少する冬場の誘客につなげようと始めたイルミネーションは今回で3回目。昨年12月3日から始まり、約3000個のLEDソーラーライトを水田のあぜ道に設置し、あらぎ島を浮かび上がらせている。点灯時間は日照時間に左右されるが日没後の約3時間。

 商工観光課の島田舞さんは「見物に来た人がSNSなどに写真を投稿して、それを見て関西圏から車で見に来てくれる人も多い。イルミネーションの見頃は点灯から約1時間後」と話す。「最終日の打ち上げ花火は約1000発を予定している。昨年は町外からの観光客と、地元の人も一緒に花火を楽しんだ。今年も多く人に見に来てほしい」とも。

 セレモニー開始は18時30分。和太鼓演奏の後、18時50分から約10分間、花火を打ち上げる。入場無料。

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