和歌山・有田川町の「地域交流センターALEC(アレック)」(有田川町下津野)で1月29日、地域で取り組む環境づくりをテーマにしたトークイベント「有田川エコフェスタ」が開催される。主催は有田川町(TEL 0737-52-2111)。
同町は2016年2月にダムの未利用エネルギーを売電できる二川小水力発電所を建設。ほかにも太陽光発電の設備や再生可能エネルギーを通じた地域づくりの担い手を育成する取り組みを行っている。
当日は「地域再生機構」副理事長の野村典博さん、自然・環境をテーマに世界を回る和歌山大学教授の中島敦司さん、和歌山の人と食を研究する同大学教授の湯崎真梨子さんを講師に招く。前半は、「自然エネルギーと地域づくり」をテーマに、住民が小水力発電の導入、管理、運営に携わった岐阜県石徹白区の事例を紹介する。後半は、講師たちがトークセッションを通じ、会場からの質問を中心に、自然エネルギーの可能性や地域の自治、それぞれの立場でできることなどを答える。
環境衛生課の上野山友之さんは「当課がトークイベントを開催するのは初めて。自然エネルギーを通じて、地域の皆さんと一緒に5年後の未来を考えていきたい」と話す。「町内に限らず、周辺地域の方もぜひ参加して意見や質問を聞かせてほしい」とも。
開催時間は10時30分~12時30分。参加無料。