和歌山市民会館(和歌山市伝法橋南ノ丁)で2月26日、和歌山市吹奏楽団の第85回定期演奏会が開催される。
1974(昭和49)年に発足し、今年で創立43年を迎える同団体。団員数は55人でうち15人は創立時からのメンバーという。さまざまな職業の団員が週に一度、集合練習などを重ね、毎年2月と6月に定期演奏会を開いている。
第1部は一般になじみのある曲を演奏する。昨年話題となった「シン・ゴジラ」にちなみ「ゴジラ」の楽曲や、NHK大河ドラマ「真田丸」のメインテーマ、江戸時代の浮世絵師・東洲斎写楽をイメージして作られた楽曲「写楽」などを演奏する。第2部では米国のジャズ・フュージョン・バンド「ウェザー・リポート」の1977年の楽曲「バードランド」やABBAの「ダンシング・クイーン」、ジャズのスタンダードナンバー「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」など6曲を演奏する。
団長の上田隆一さんは「定期演奏会では団員が演奏したい曲の中から聴き手に楽しんでもらえるようにバランスよく選曲して、幕の内弁当のようなプログラムにしている。今回の聴きどころは1部の『ゴジラ」のファンタジーとマーチ、『写楽』、『バードランド』。いろいろな思いを巡らせながら聴いてほしい」と呼び掛ける。「演奏会終了後にアンケートに書かれた感想をみんなで読むのが楽しみ」とも。
13時30分開場、14時開演。入場無料。