和歌山・こども科学館で「音科学教室」 手作り楽器の七夕コンサートも

音の仕組みを学ぶ子どもたち

音の仕組みを学ぶ子どもたち

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 「和歌山市立こども科学館」(和歌山市寄合町、TEL 073-432-0002)で6月17日、子どもたちが楽器を作る「音科学(おんかがく)教室」が行われた。

完成した楽器

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 楽器作りを通じて音が聞こえる理由や音が鳴る原理に興味を持ってもらおうと始めた同教室。昨年度に続き3回目。6月10日から毎週日曜に楽器作りを行う。初回の10日は、5歳から小学生までを対象に打楽器作りを行った。紙皿2枚で砂を包んで作る「オーシャンドラム」や、二つのプラスチックカップの中に貝殻やサンゴを入れたシェーカーを作った。最終日の7月1日にはプラネタリウム室で手作り楽器を使って七夕コンサートを開く。

 当日の「かんたん、管楽器作り」には5歳から8歳の親子6組が参加。弦は短いほど音が高くなることや、塩化ビニールパイプの断面を手でたたいて筒の長さで音が変わることを体感した。楽器作りは子どもたちが主体になり、鳴らしたい音の長さにパイプをのこぎりで切ったり、やすりで切断面を整えたりして楽器を作った。1本のパイプで1つの音を作り、これを1人2本ずつ作製。七夕コンサートで合奏する「かえるのうた」「きらきら星」「たなばたさま」の3曲を演奏して手作りパイプで奏でる音を楽しんだ。

 参加した5歳の女の子は「ミの音とラの音を作った。楽しかった」と笑顔を見せ、リズムを取りながら自作の楽器を演奏していた。

 同館の野上聖児さんは「音科学教室には科学が好きな子どものほか、音楽好きな子どもも参加してくれる。七夕コンサートではプラネタリウムを見ながら子どもたちの手作り楽器演奏が楽しめるのでぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 24日は小学3年生以上を対象に「本格、管楽器作り」を行う。ビニールパイプのリコーダーと、試験管に水を入れてパイプホンを作る。

 開館時間は9時30分~16時30分。入館料は、大人=300円、子ども=150円。プラネタリウム観覧は別途、大人=300円、子ども=150円。七夕コンサートは入館料のみで鑑賞できる。月曜休館。

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