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和歌山・紀伊風土記の丘で「HANI-1選手権開催」再び-初回の反響を受け

昨年度の「HANI-1選手権」優勝者(画像提供/和歌山県立紀伊風土記の丘)

昨年度の「HANI-1選手権」優勝者(画像提供/和歌山県立紀伊風土記の丘)

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 和歌山県立紀伊風土記の丘(和歌山市岩橋、TEL 073-471-6123)で5月10日、来園者がオリジナル埴輪(はにわ)を作り2代目埴輪王を目指す「第2回HANI-1選手権~21世紀の埴輪王は君だ!!~」へのエントリーが始まった。

昨年度の「HANI-1選手権」優勝者の作品。左が一般の部「じゃがいも男爵」、右が小学生以下の部「ドラキー」(画像提供/和歌山県立紀伊風土記の丘)

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 子どもから大人まで誰でも参加できるコンテストで、「小学生の部」と「一般の部」の2部門を用意。昨年10月から約2カ月間、同施設で開催された「HANI-1選手権」に多方面から好意的な反響が寄せられたため、第2回の開催を決めたという。

 選手権へのエントリーは、毎週土曜13時から園内で行われる体験教室で埴輪作品を作るだけ。埴輪の基本的な作り方は教えてもらえるため、小さい子どもでも参加できる。使える粘土の量は一定で、形やテーマなどは自由。

 埴輪作りでは、土で細いひもを作り円形にしたものを順番に積み重ねていくのが基本だ。それをベースに外側の造形を工夫し、その出来栄えを競う。エントリーされた埴輪作品は資料館内で展示され、入館した人が好みの作品に投票する。

 「前回は館内とウェブサイトで作品の写真を掲示し、来館者とインターネット経由で投票を受け付けた。しかし、『実物を見たい』との声もあり、さらに作品の細部(裏面)の工夫も見てほしいという思いも重なって、今回は実物を見て投票する形式に変更した。インターネット投票はあえて行わない予定」と学芸員の瀨谷今日子さん。展示された埴輪は、コンテスト終了後に作者へ返却される。

 「埴輪の仕上がりを見てみると、大人の作る埴輪は独創的でとても面白い。土を触った創作活動は楽しい時間になると思う。親子連れはもちろん、大人だけでの参加もぜひ」と呼び掛ける。

 エントリーは6月28日まで。投票期間は7月12日~31日。参加料は入館料190円と材料費300円、投票は入館料のみ。高校生以下は入館無料。

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