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「和歌山建築番付」完成へ、トークイベント「けんちくcafe」開催

第1回の様子。建築家による「和歌山建築番付」のプレゼンに引き込まれる参加者たち

第1回の様子。建築家による「和歌山建築番付」のプレゼンに引き込まれる参加者たち

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 和歌山市城北公園近くの「文具とカフェの店スイッチ」(和歌山市万町、TEL 073-494-6258)で11月21日、「和歌山建築番付」を決めるトークイベント「けんちくcafe」が開催される。
主宰は和歌山県で活動する有志の建築家6人。同イベントでは、一般の人々に建築への興味を持ってもらおうと、地元の名建築を主宰者がピックアップする。全2回の開催で、文化財から現代建築、一般住宅まで幅広く取り上げ、参加者と一緒に「和歌山建築番付」を作ろうという試みだ。

第1回の様子。和歌山建築番付「西村記念館」について熱く語る小賀善樹さん

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 10月31日に開催した第1回イベントでは、建築家3人が「これこそ横綱」と主張する和歌山の建築物を紹介。12人の一般参加者による投票が行われた。

 参加者の一人、大石浩之さんは「これまでは建築について詳しくなかったが、今回のイベントをきっかけに興味が湧いた。いにしえの時代から大正、現代までの建造物の造形美や機能美を一度に知り、実際に訪れてみたくなった」と感想を語る。

 主宰者の一人である山下和希さんは、「和歌山の建築を盛り上げるために、一般の人々と建築家が直接つながる場を設けたいと考えた。そのためには、建築家自らが主宰する会が必要だと思い、同じ考えを持つメンバーが集った」と話す。

 普段は個人事務所で活動する6人の建築家が、半年前から月1度のミーティングを実施。イベントを開催するに当たり、その目的や活動内容について深く意見を交わしてきたという。

 「まずは、皆さんに建築の魅力を知ってもらいたい。トークイベントはきっかけの一つであり、今後はパネル展や相談会、建築見学ツアーなどの各企画も考えている」と山下さん。「私たちは工務店やプロモーターではなく、建築家主体のネットワークであることが特徴。住まいに関するちょっとした不便なども、気軽に相談してもらえるような存在になっていければ」と意気込む。

 開催時間は20時~21時30分。参加無料、要ワンドリンクオーダー。

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