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和歌山で「農とまちづくり」テーマのフォーラム-「わかやま学講座」で

フライヤーのテーマは「街と農の楽しい共存」(画像提供/わかやまイイネ!プロジェクト)

フライヤーのテーマは「街と農の楽しい共存」(画像提供/わかやまイイネ!プロジェクト)

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 ぶらくり丁みんなの学校(和歌山市米屋町)で11月24日、フォーラム「新たな農のカタチ-まちなか再生に対する農業の役割と可能性について」が開催される。主催は「わかやまイイネ!プロジェクト」(橋丁)。

あべのハルカスファームの芋掘り(画像提供/東邦レオ株式会社)

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 同フォーラムは、2013年度高等教育機関コンソーシアム和歌山「わかやま学講座」の一つ。同コンソーシアムは2003年から、地域貢献策としてNPOなどと協働し地域のニーズに応じた公開講座を開いている。

 今回の公開講座は、同プロジェクトが提唱する「まちなか再生に対する農業の役割と可能性について」を採択して開くもの。和歌山大学観光学部の藤田武弘さんの基調講演に始まり、後半は「まちなか再生」と「農業」に関わる4人のパネリストと藤田さんによるディスカッション形式で展開する。

 パネリストの一人、東邦レオの田村征士さんはグリーンコミュ事業の責任者としてあべのハルカスファームのデザインや運営に携わっている。「都市部で何百人と関わってきたが、菜園がコミュニケーションを円滑にしている。農が人を元気にすることを実体験を踏まえてお話ししたい」という。

 同社広報担当の熊原淳さんは「都市部には農園が少ないため、気軽に利用することが難しかった。駅の近くで道具もそろっていて指導者もいる、そんな『貸し菜園』を2009年に始めたところ反響があった」と振り返る。「まちなか菜園の運営で大切なことは、地域の人とのつながりを作ること。今後、菜園で人材も育てていきたい」とも。

 同プロジェクト代表の糀谷昭治さんは「和歌山では農業は盛んだが、街中には農園が少ない。農園活用の先進事例を学び、私たちの街で実現可能なモデルを模索したい」と意気込む。

 開催時間は13時30分~16時30分。参加無料。定員100人。事前の申し込みが必要。

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