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和歌山・海南の小久保工業所が「宇宙人ソーセージカッター」発売へ

「宇宙人ソーセージ」を使ったお弁当

「宇宙人ソーセージ」を使ったお弁当

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 海南市の「小久保工業所」(海南市野上新、TEL 073-487-1811)が3月1日、キッチン用品「宇宙人ソーセージカッター」の販売を始めた。

フライパンで焼かれる「宇宙人ソーセージ」

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 同商品は全長約9センチメートルと、7センチメートルの二つがセットになった樹脂製の料理器具。ソーセージが1本入る箱型で、本体にソーセージを固定し、ふたをかぶせると内側についた樹脂製のカッターで切り込みを入れられる。フライパンで加熱すると切り込み部分が開き「たこさんウインナー」と似た宇宙人型になる。ふたの突起で頭部にあたる部分に穴を開け、黒ごまで目を付けることができる。

 同社は1958(昭和33)年「小久保茂商店」として創業。ロープやポリエチレン糸の製造を行っていたが、1987年に軍手の余った袖口生地を利用したヘアゴムの製造を始め、現在ではヘルスケア商品やたわし、水切りネットなどのキッチン用品、掃除洗濯用品など日用家庭用品の企画、開発、設計、製造を手掛ける。

 同社は積極的な新商品開発を行い、1年間に約100点の商品を販売する。企画部の西上成仁さんは「不便なことをピックアップして、それを解決する商品を作っている。少しでも生活に便利さと楽しさを見いだしてもらえたら」と話す。「社員同士の何気ない雑談からアイデアが生まれることもある。思いついたらすぐ社長にメールしている」とも。

 洗顔時にせっけんを簡単に泡立てられる「洗顔用泡立てネット」は特許を取得し1千万個以上を販売する同社のヒット商品だ。ほかにも果物と牛乳を入れて手でもむだけでジュースが作れる「手もみジューサー」などを世に送り出している。

 「宇宙人ソーセージカッター」について「お弁当にも入れることの多いソーセージに関連するグッズを新しく作ろうと企画がスタートした。商品化までに半年ほどかかってしまったが、包丁にはできない切り込みを入れられるものができた」と西上さん。「樹脂のカッターは子どもでも安全に調理ができるので、家族や友人と一緒に使って、笑顔が生まれればうれしい」とも。

 100円均一ショップや同社オンラインショップなどで販売する。

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