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和歌山・和歌の浦で海と桜と餅つきを楽しむ春祭 地元有志が企画

昨年の玉津島神社の様子

昨年の玉津島神社の様子

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 和歌の浦の玉津島神社(和歌山市和歌浦中3)とあしべ屋妹背別荘(同)で4月2日・3日、「名勝和歌の浦桜まつり」が開催される。主催は玉津島保存会(TEL 073-447-2660)と、あしべ屋妹背別荘。

万葉集で山部赤人が歌を詠んだ和歌の浦

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 和歌の浦は市南西部に位置し、古くは万葉集に詠まれた景勝地。2010年に橋、海浜、展望地点が国指定の名勝に指定され、2014年に「和歌浦天満宮」(和歌浦西2)と「紀州東照宮」(同)の境内も追加指定された。

 「玉津島保存会」は和歌浦の自然や歴史、文化を守るために活動。「和歌の浦を秋の竹燈夜だけでなく、春にもアピールしたい」と2014年から桜祭を開催、今年で3回目を迎える。昨年は約3000人が訪れたという。

 同会の渋谷高秀さんは「高津子山を彩る約3000本の桜は壮観。万葉の時代から人々を魅了した美しい海をバックに見る桜は一段ときれいだ」と話す。

 玉津島神社から高津子山までを建築史家の西山修司さんと一緒に桜を愛(め)でながら森田庄兵衛の遺跡を巡る花見ハイキングは2日10時から。3日は9時から玉津島神社で餅つき、10時から短歌大会とソプラノ歌手・西浦晴美さんのコンサート、12時からは和歌祭唐舩御船歌奉納などのイベントを開催する。「あしべ屋妹背別荘」では両日限定で「サクラカフェ」を営業。演奏会やダンス、和歌祭御船歌「第1回音頭取り選抜大会」などを開催。

 「桜は先週末は一部咲き程度だが、徐々に開花している。ちょうど今週末頃から見頃を迎えると思う」と渋谷さん。「名勝和歌の浦を形づくる景色を、ぜひ多くの皆さまに見てもらいたい」と呼び掛ける。

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