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和歌山城の動物園でクマ園長「ベニー」にアイスパフェ 「金メダル」のメロンにガブリ

メロンにかぶりつくベニー

メロンにかぶりつくベニー

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 和歌山公園動物園(和歌山市一番丁)で8月23日、動物園長のベニーに氷のプレゼントが贈られた。

名残惜しそうに氷の器をなめるベニー

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 ベニーは推定年齢22歳、人間の年齢ではおよそ90歳の雌のツキノワグマ。1994年に来園し、昨年の動物園長選挙では園長に選ばれた。

 野生のツキノワグマは、夏場になると標高の高い場所で過ごし、冬には標高の低い位置に下りて冬眠までの期間を過ごす。ベニーも夏の暑い日には、園舎で過ごしやすい場所を探して移動するという。

 この日は二十四節気の「処暑」に当たる日。市内の最高気温は35.4度をマークした。和歌山城整備企画課の中島悠さんは「暑さも和らぎ、秋の気配を感じ始めるころだが、まだまだ残暑が厳しい時期。そこで、元気に過ごしてほしいと氷のプレゼントを用意した」と話す。

 昨年はスイカの器に氷でベニーの顔をあしらった「城クマアイス」を与えた。今年は直径約30センチメートルの氷の器にバナナやメロン、スイカなど色とりどりのフルーツを盛り合わせた「アイスフルーツパフェ」を用意。飼育員から「アイスフルーツパフェ」を贈られたベニーは、匂いを嗅いで様子をうかがった後大きな口を開けてメロンにかぶりついた。その後も次々とフルーツを食べ、約30分で完食。園舎前を通りかかった来園者からは「おいしそうだね」「好きな物は最後に食べる派なのかな?」などの声が上がっていた。

 中島さんは「オリンピックにちなみ、中央には金メダルに見立てた黄色いメロンを載せた。飼育員と相談し、毎日園長として頑張っているベニーに感謝の気持ちを込めて金メダルを贈った」と話す。「4年後にまたベニーに金メダルを贈れるよう、これからも元気に過ごしてほしい」とも。

 開園時間は9時~17時。入園無料。

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