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和歌山市民図書館で本の福袋 大人向け福袋は初日で全て貸し出し

館内に並ぶ本の福袋

館内に並ぶ本の福袋

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 和歌山市民図書館(和歌山市湊本町、TEL 073-432-0010)で1月5日、「本の福袋」の貸し出しが始まった。今年で5年目を迎える取り組み。世代別に120袋を用意したが、初日で「大人向け」は全て貸し出して終了した。

開館と同時に福袋を見に来た人々

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 同館が用意した福袋は大人用の他に「あかちゃん向け」「幼児向け」「小学校低学年向け」「小学校中学年向け」「小学校高学年向け」「中学生向け」の7種。それぞれの袋に「ことしはトリどし」「ほっと一息」「ふたごのおはなし」など、中身を連想させるコメントを付け、2冊~3冊の本を包装紙や英字新聞などで包んだ。

 同館職員の額田美那子さんは「『図書館でもお正月にちなんだことを』と企画した。他の図書館の福袋も見学し研究して、ただ紙袋に入れるだけでは中身が見えてしまうので、当館ではラッピング風に包装して中身が見えないように工夫した。せっかくなので来館者が楽しめるよう、おしゃれな包装にしてみた。借りるまでどんな本が入っている分からない」とほほ笑む。

 選本に参加した職員の外山景子さんは「普段、図書館を利用しない人の来館のきっかけになればうれしい。意外な本との出合いにワクワクしてほしい」と呼び掛ける。

 市内在住の30代女性は「5歳の娘と一緒に娘用の本を借りに来たが、偶然この企画を見掛けて自分用も借りてみることにした。自分で選ぶと、ついつい似た本ばかりになりがちなので、福袋で新たな本にチャレンジしてみたい」と笑顔を見せる。

 福袋は無くなり次第終了、貸し出しには市民図書館利用券が必要。開館時間は10時~20時(土曜日曜・祝日18時まで)。金曜休館。

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