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和歌山・紀の川市で「ぷる博」開幕 市民中心に「フルーツのまち」PR

開会式の様子

開会式の様子

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 紀の川市役所(紀の川市西大井)で3月5日、フルーツをテーマにした体験博覧会「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会」(略称 ぷる博)のオープニングイベント「ぷるフェス」が開かれた。主催は「紀の川フルーツ・ツーリズム」(紀の川市粉河、TEL 080-3846-2218)。

839個のハッサクを使ったオブジェで記念撮影をする来場者

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 1年を通じてハッサクや桃、柿、イチゴなどさまざまな果物を栽培する同市。「フルーツのまち」の魅力を発信するために、市民や企業が中心になって、約1カ月間、果物にちなんだ65種類の体験型イベントを展開する。

 この日は、市役所前広場に設置した特設ステージに中村愼司紀の川市長らを招き開会式を行ったほか、フルーツ料理コンテストの表彰式、打田中学校吹奏楽部の演奏披露が行われた。会場には地元の果物を使った料理が味わえる飲食ブース「ぷるぷるマルシェ」や、地元のフルーツや和菓子と抹茶を味わう「ふるうつ茶会」、和歌山電鉄のいちご電車の「ミニトレイン」、ハッサクにちなんで839個のオブジェを使った撮影スポットを用意。家族連れなど多くの来場者でにぎわった。

 中村市長は「行政主体ではなく、市民が一致団結して2年をかけて、紀の川市でなくてはできないものになったと思う。第1回で終わることなく継続してほしい。市もできる限りの応援をして一緒に頑張りたい。紀の川市を全国に、海外にまでアピールできるものに発展していけるように、皆さまの応援と協力をお願いしたい」とあいさつした。

 「紀の川フルーツ・ツーリズム」代表の島津章さんは「3年前にフルーツ・ツーリズム研究会として結成し、茶会や川柳、カレンダーなどさまざまなことに取り組んできた。ぷる博はその集大成だ」と話す。「メンバーには女性も多く、会合やイベントに不慣れな人も多かったが、いろいろな年代・職業の人が力を合わせて今日が迎えられた。これから紀の川市はモモの花も見頃を迎えるので、市外・県外の人に訪れてほしい」と呼び掛ける。

 ぷる博は4月9日まで。

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