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和歌山・九度山で「アートウィーク」 ショーウインドーに作品展示

ショーウィンドー展示の様子(昨年の「くどやま芸術祭」の様子)

ショーウィンドー展示の様子(昨年の「くどやま芸術祭」の様子)

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 真田信繁(幸村)ゆかりの地として知られる九度山町で10月1日、アートイベント「くどやまアートウィーク」が始まった。

松山常次郎記念館で展示されている平山郁夫さんのスケッチ

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 昨年1カ月間で約5万人が訪れた「くどやま芸術祭」に続く同イベントは、文化・芸術と気軽にふれあえる期間として初開催。「真田のみち」商店街ショーウインドーなどの街中エリアと、「慈尊院」「丹生官省符神社」などの世界遺産エリアの2つのエリアに、招待作家9人と一般公募作家7人の作品展示やイベントを行う。

 道の駅「柿の郷くどやま」で開かれた開会式で、岡本町長は「大規模な芸術祭は4年に一度のペースで開催し、その間はアートウィークを行う。街中に芸術が根付いてほしい。九度山町を歩いて芸術の秋を満喫してほしい」とあいさつした。

 同町に生まれ、戦後衆議院議員を務めた松山常次郎の実家を改装した「松山常次郎記念館」では、日本画家・平山郁夫さんが描いた真田庵や慈尊院などの九度山八景のスケッチが6点を展示する。平山郁夫さんは、松山常次郎さんの長女・美和子さんの夫。

 このほか、「旧萱野家」では、土門拳さん、入江泰吉さん、岩宮武二さんなど写真家のカラー現像・プリントを担当した米花尚士さんの写真展、「旧牧野医院」では公募で集まった九度山町内の風景画展示などを行う。

 町役場の辻本昌弘さんは「昨年、芸術祭にボランティア参加してくれた住民の中には『作品を見に来てくれた人たちとの交流が楽しかった』と、今年も協力してくれる人もいる。期間中は毎週末イベントを開催するので町全体で盛り上げたい」と話す。

 8日は道の駅「柿の郷くどやま」で花火大会を開く。真田幸村が大坂の陣に向かったとされる時期に、真田家の家紋「六文銭」にちなみ、6666発の花火を打ち上げる。15日は「慈尊院」でクロージングセレモニーを行い、ライブイベントや灯ろうライトアップなどを行う。

 10月15日まで。

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