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高野山で体験型プログラムイベント「六波羅蜜」 高野山僧侶の世界知る3日間

僧侶の案内で高野山内に祭られている弁天神社を巡る「高野七弁天めぐり」の様子

僧侶の案内で高野山内に祭られている弁天神社を巡る「高野七弁天めぐり」の様子

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 高野山で11月3日~5日、体験型プログラムイベント「六波羅蜜(ろっぱらみつ)」が開催される。主催は金剛峯寺(伊都郡高野町高野山、TEL 0736-56-2011)。

七つの神仏の名前を七色の筆で写す「にじいろ写経」

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 高野山の僧侶が日々大切にしているという6つの教え「六波羅蜜=布施(ふせ)・持戒(じかい)・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)」を体感してもらおうと企画した同イベントは今年で9回目。

 期間中、高野山の若手僧侶が中心となって講師を務め、高野山僧侶の生活や修行体験、講座などさまざまなプログラムを用意する。3日・4日は体験型プログラムを中心に、5日は展示企画のみ行う。

 プログラム内容は、7つの神仏の名前などをそれぞれ7色の筆で写す「にじいろ写経」、御朱印の歴史や意味を学ぶ「はじめての御朱印講座」、経の種類や読み方などを学ぶ「はじめてのお経講座」(以上、参加費=300円)、各自の大切な所有物に「お守り」としての役目を与える「mono加持(モノかじ)」、思い出の詰まった所有物に別れを告げて供養することで物の大切さを学ぶ「mono供養(モノくよう)」(以上1,000円)、夜間ライトアップした金剛峯寺で特別公開中のふすま絵を背景に青年僧らが宗教音楽「声明(しょうみょう)」を実演するライブ「天空の旋律」、仏器を磨きながら僧侶との会話を通じて心を研(みが)く「MIGAKU(ミガク)」体験(以上2,000円)など。

 金剛峯寺職員の素和博さんは「当イベントをきっかけに初めて高野山を訪れる人も多い。参加者からは『知らなかったことを学べてよかった』という声をいただいている。20分ほどの軽い講座もあり、初めての人にも分かりやすく説明している。仏教や高野山を知らない人にぜひお越しいただき、お坊さんの世界を体験してほしい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間や参加費はプログラムにより異なる。

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