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和歌山・就労支援事業所が「食堂ことぶき」の弁当販売 週2日営業で職業体験に

食堂ことぶきの弁当を販売する草下敦司さん(左)と藤田晶子さん

食堂ことぶきの弁当を販売する草下敦司さん(左)と藤田晶子さん

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 和歌山市役所近くの一般社団法人「七色社」(和歌山市九番丁、TEL 073-488-4877)が4月6日、弁当の販売を始めた。

「食堂ことぶき」が手掛ける「千圓弁当」(写真左)と「おにぎり弁当」

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 同法人は「あなただけのColor見つけましょう」を合言葉に、2月1日に開設された就労継続支援事業所。名刺などのデザインやグッズの製作などを通して、障がいのある人の自立支援や就労機会の提供を行っている。

 「さまざまな仕事の経験ができる場所にしたい」と理事の藤田晶子さんが考え、知人で「食堂ことぶき」(畑屋敷葛屋町)の店主・阪本万美さんの協力で実現した。事務所内のフリースペースに机を出し、利用者や職員が販売する。

 メニューは、3種類のご飯とクリームコロッケやサバなど約10種類の日替わりおかずが付く「千圓(せんえん)弁当」(1,000円)と、おにぎり2個と日替わりのおかずが付く「おにぎり弁当」(500円)。おかずは全て食堂ことぶきの手作りで、季節の野菜を使ったものから魚・肉までバラエティー豊か。ご飯は無農薬・減農薬の米を使う。

 藤田さんは「コミュニケーションを取りながら販売する作業は、利用者が新しい経験を積めるだけでなく、よい刺激にもなる。たくさんの人に親しんでもらえるよう、弁当のメニューはお客さまのニーズを捉えながら喜ばれるものにしていきたい」と笑顔を見せる。

 販売時間は11時~(売り切れ次第終了)。火曜・木曜のみ。

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