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和歌山・南海加太線「めでたいでんしゃ」に水色バージョン 海をイメージ

南海電鉄の水色の「めでたいでんしゃ」

南海電鉄の水色の「めでたいでんしゃ」

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 南海電気鉄道加太線で10月7日、水色のラッピング列車「めでたいでんしゃ」の運行が始まる。運転区間は和歌山市駅~加太駅。

海の中をイメージした車内

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 2014年11月から南海電鉄と加太観光協会、磯ノ浦観光協会が共同で推進する「加太おさかな線プロジェクト」の一環。昨年4月から運行するピンクの「めでたいでんしゃ」に続くラッピング車両。

 車内は、魚やカニ、貝をかたどったつり革や、海の生き物、波模様をイメージした3種のオリジナル柄の座席シートなど、海の中をイメージしてデザインした内装で乗客を迎える。そのほか、和歌山工業高校産業デザイン科の生徒が制作した壁に掛かった木製の立体迷路作品や、乗客が扉の前に立つとシュノーケルを着けているように見えるガラスのペイント、上に立つとサーフィンや釣りをしているように見える床など、随所に遊び心を盛り込む。

 6日にはお披露目会が開かれ、同社が発行する沿線情報誌で募った約80人の招待者が試乗した。加太駅で同車両を見た人たちからは「きれいな水色でかわいい」「海の生き物がたくさんいる」などの声が上がった。

 運行初日の7日には、南海和歌山市駅と加太駅で「お祝いセレモニー」を開催。出発駅の和歌山市駅で出発式を行い、オリジナルフラッグで出発を見送るほか、終点の加太駅では出迎え式と、駅に停車させたピンク色の「めでたいでんしゃ」車内で地元名物や鉄道グッズを販売する「めでたいマルシェ」を行う(出発式=9時40分~9時55分、出迎え式=10時~10時30分、めでたいマルシェ=10時30分~13時)。

 同社運輸部の石坂勝利さんは「ピンク色のめでたいでんしゃは特に女性や子どもに好評で、加太線の利用者も増加した。水色の列車は車内にはさまざまな仕掛けがあるので楽しんでほしい」と話す。「沿線の方はもちろん県外からもお越しいただき、加太線を盛り上げていきたい」とも。

 土曜・日曜・祝日の定期運行は、偶数月=水色のめでたいでんしゃ、奇数月=ピンク色のめでたいでんしゃ(平日は通常ダイヤ内で運行)。

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