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和歌山・龍神村で「龍神食博」 村産の加工食品一堂に、「作り手の思いも一緒に」

龍神食博のPRをするジー・ワークスの松本麻佐子さん

龍神食博のPRをするジー・ワークスの松本麻佐子さん

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 和歌山・龍神村の木工家具の製作・販売店「G.WORKS(ジーワークス)」(田辺市龍神村福井、TEL 0739-77-0785)で現在、「龍神食博」が開催されている。

会場の様子

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 同村は県の中央部に位置し、県内最高峰の「龍神岳」をはじめ、「護摩壇山」「虎ヶ峰」など1000メートル級の山に囲まれた村で、人口は約3300人。日本三大美人の湯の一つといわれる龍神温泉を有する温泉郷。

 同博では村産の加工食品を展示・販売するほか、生産者をインタビューしたリポートをパネル展示する。インタビューの内容は生産者の食にかけるこだわりから、日々の思いや人生までをテーマにする。出店数は8店でIターンは5店、Uターンは3店。キャッチコピーは「あの日、あの山奥で食べたふるさとの味集めました」。

 企画したジーワークスの松本麻佐子さんは同村出身。中学卒業後10年ほど村を離れUターンした。松本さんは「インタビューに取り組み、生産の現場を見学して、私自身知らないことがたくさんあった。豆乳ににがりを入れる時に木べらを鍋に差し入れ、鍋の周りをクルクルっと回って、スーッと抜く作業はまるでコンテンポラリーダンスのようだった。無添加の食品作りに取り組む人や、Uターンした同世代の思いなど初めて聞くことが多く、取り組んでよかった」と笑顔を見せる。

 商品は「CONSERVA(コンセルヴァ)」の龍神ブルーベリーとバナナのジャム、「茶房梅樹庵」の自家製ジンジャーシロップ、「もんぺとくわ」の土窯パン、「龍神地釜とうふ工房るあん」の「地釜とうふ」、「龍神自然食品センター」の「龍神梅」、「龍神は~と」のシイタケ節、「龍神味噌加工組合」のゆべし、「ゆず夢」の「龍神柚子カクテルシロップ」。そのほか、みそ、しょうゆ、ジャム数種、梅シロップ、ごまなどをそろえる。

 「村の出身者の中にも、地元を離れて名物の土産を知らない人も多いので、お土産として提案したい。地元食品を知ってもらい、龍神村の魅力を再発見してもらえたら。地元食品のファンを増やしていきたい」と松本さん。

 開催時間は10時~17時。水曜定休。10月31日まで。

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