桃源郷(紀の川市桃山町)でモモの花が満開となり、週末に多くの観光客が訪れた。
桃山町は西日本一の生産量を誇るモモの産地。名産の「あら川の桃」は7月ごろから全国に出荷される。和歌山地方気象台はソメイヨシノの開花を宣言した3月26日の翌日、モモの開花を宣言。昨年より5日遅い開花となった。
週末の2日間とも最高気温は11度とやや冷え込み、一時的に雨が降る天候に。それでも、空に晴れ間が現れると、車を止めて花を観賞する行楽客でにぎわいを見せた。
桃源郷近くの桃山グラウンドでは4月5日、恒例の桃山まつりが開催され、およそ1万6000人が来場。打田中学校吹奏楽部の演奏に始まり、ドッグショー、餅つき、お笑いなど、幅広いジャンルのイベントが行われた。
「桃山町が紀の川市に合併してから、今年で9回目の開催。昨年は天気に恵まれず中止になってしまったが、今年は少し寒かったが開催できてよかった」と紀の川市商工観光課の直田武真さん。大阪など県外からの来場者も多いという。