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和歌山のジャイアントパンダ「良浜」が24歳に ファン25人が祝う

誕生日プレゼントの氷を見つけたジャイアントパンダ「良浜」

誕生日プレゼントの氷を見つけたジャイアントパンダ「良浜」

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 ジャイアントパンダ「良浜(らうひん)」の24歳の誕生日イベントが9月6日、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で行われた。

氷を抱えるジャイアントパンダ「良浜」

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 良浜は、2000(平成12)年、同園で初めて生まれた雌パンダ。2008(平成20)年に「永明(えいめい)」との間に双子パンダ「梅浜(めいひん)」「永浜(えいひん)」を出産した。以降7回の出産で現在、同園で飼育する雌の「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」を含む10頭の母になった。9月1日現在の体重は111キロ。

 当日は開園前の9時から屋内運動場に、細かく砕いた氷を幅2.5メートルほどに敷き詰め、竹の葉で描いた良浜のモザイクアート、「HAPPY 24TH BIRTHDAY RAUHIN」の文字を描いた竹の幹を用意。ジャイアントパンダ日中共同繁殖研究30周年記念企画として抽選で選ばれたゲスト25人が見守る中、氷のプレゼントを楽しむ様子をオンライン配信し、1700人以上が視聴した。ゲストの前に姿を見せた良浜は氷を見つけるとゆっくりした動きで氷の上に乗り、感触を確かめ、モザイクアートと竹文字を見つけて匂いを嗅いだり、竹を口に含んだりしてプレゼントを楽しんだ。一通り、氷の上を探検した後は竹の幹を見つけ、皮をむいて食べた。

 大阪から来た10年来の良浜ファンという女性は「誕生日にこんなに近くで良浜が見られてよかった。普段とは異なるさまざまな表情が見られて、ますます好きになった。良浜は母性あふれ、子どもと一緒に遊ぶ姿が印象的。時々ピタリと動きを止めるしぐさがかわいい。また会いに来たい」

 同園は、ブリーディングセンター屋内観覧通路入り口に良浜の等身大フォトスポットを設置。18時30分からは、スタッフ特製バースデーケーキをプレゼントするオンライン誕生会を行う。

 飼育スタッフの新谷希未代さんは「今までにないくらい氷で遊ぶ姿を見せてくれ、とてもうれしい。まだまだ元気に過ごしているが、高齢になってきたので健康に気をつけながら飼育し、長生きしてもらえたら。良浜はよく食べて、よく寝る。これからもたくさん食べて元気な姿を見せてほしい」と話す。

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