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「パークビズワカヤマ」が1周年 建築家・隈研吾さんがデザイン

国道26号線沿いの「パークビズワカヤマ」のビル(中央)

国道26号線沿いの「パークビズワカヤマ」のビル(中央)

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 コミュニティスペース「Park Biz(パークビズ) WAKAYAMA」(和歌山市八番丁、TEL 073-488-3535)が6月23日、和歌山市役所近くに開業して1周年を迎えた。

1階のコワーキングスペース

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 不動産賃貸業を営む「パーク建物」(堀止東1)が所有する「パーク県信ビル」1・2階と外装を「隈研吾建築都市設計事務所」(東京都港区)が改修設計し、サテライトオフィスとして2階に入居する。運営は、コワーキング施設のプロデュースを行う「アトミカ」(宮崎県)。

 延べ床面積は935平方メートルで、1階にコワーキングスペースとカフェ、2階にシェアオフィス13室と会議室3室を備える。運営会社によるとシェアオフィスには東京に本社を持つ企業の和歌山支社や士業事務所などが入居している。和歌山市中心部に位置する好立地のため、会議室の利用ニーズも高いという。

 コワーキングスペースにはスクリーンとプロジェクターを設置し、イベントスペースとしても利用する。7月から始まる起業に向けたノウハウを学ぶ「令和6年度わかやま創業スクール」の会場となることが決まっているほか、子育てをしながら働く女性が集まる交流会を定期的に開催している。

 コワーキングスペースの利用は、2時間(550円~)、10日、1カ月、80時間などの料金プランを用意する。会議室の利用は1時間1,320円から。

 運営を担当するアトミカの木島裕子さんは「コミュニティーマネジャーが常駐し、人と人をつなぐコンシェルジュ機能を果たしていることが特徴。ビジネスマンから学生、地域の人など、幅広い業種が集まる場へ成長していることに加え、アトミカが関わる他拠点の人を紹介することができ、人とのつながりをつくりやすい」と話す。

 パーク建物社長の木綿紀文さんは1年を振り返り、「主にビジネスマンの利用を想定していたが、カフェやコワーキング利用者の年齢層が若いことがうれしい誤算だった」と話す。「関係者の皆さんと共創し、人と人をつなぐ施設として歩んでいきたい」とも。

 営業時間は、コワーキングスペース=8時~22時、カフェ=10時~18時(金曜は10時~23時)、会議室=10時~22時。カフェと会議室は土曜・日曜・祝日定休。

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