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南紀白浜のご当地カプセルトイ販売機、地元中学生が集金と商品補充体験

「白浜キーテラスホテルシーモア」の販売場所を見学する中学生ら

「白浜キーテラスホテルシーモア」の販売場所を見学する中学生ら

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 白浜町立白浜中学校(白浜町)の生徒たちが11月7日・8日、「SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE(白浜キーテラスホテルシーモア)」(同)、「アドベンチャーワールド」(堅田)で販売するカプセルトイ「白浜カタチ旅守キーホルダー」の集金と商品補充を行った。

アドベンチャーワールドでカプセルトイを補充する白浜中学校の生徒ら

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 「南紀白浜エアポート」「JR西日本」などの企業・組合が参画する地域コミュニティー「白浜コネクトプロジェクト」が主体となり、白浜町と白浜中学校の協力で企画した同商品。同町の魅力を多くの人に知ってもらおうと2年の生徒36人が、約3カ月間の総合学習授業で、町産ヒノキを材料に、三段壁や円月島などの観光名所の図柄を使った全6種のキーホルダー(各500円)を考案した。8月からJR白浜駅構内の「紀伊半島観光情報ステーション」や「三段壁洞窟」(同)などで販売し、約2000個を売り上げた。収益の一部は、生徒たちが今後企画するまちづくりイベントなどに活用する。

 当日はシーモアとアドベンチャーワールドをそれぞれ生徒たち4人が訪問。カプセルの補充や集金業務を体験し、現場のスタッフらに顧客の様子や反響などを聞いたり、訪れた人に商品を紹介したりした。

 担任の尾藤伸次朗教諭は「実際に売り場を見て、売上金を数えたり、観光客や地元企業の人と交流したり、教室では体験できないたくさん学びがあった。生徒たちは一つ一つの出来事に驚き、自分たちが作った物が売れる経験をした。生徒たちは商品企画から始まったこのプロジェクトで自分たちの住む地域を見つめ直し、地域の魅力を自分たちの言葉で表現する力が身に付いた」と話す。「生徒たちが作ったと聞いて、応援してくれる大人たちの存在がありがたい」とも。

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