イルミネーションイベント「和歌山城 光の回廊」が11月24日、和歌山城公園(和歌山市一番丁)で始まった。
一年を通し、夜の和歌山城を楽しんでもらおうと季節ごとに趣向を変えて開催する同イベント。冬季は大手門から伏虎像、二の丸広場、西の丸広場までの北側エリアで樹木や石垣などをライトアップする。
初日の24日には、一中門跡付近で点灯式を行った。尾花正啓和歌山市長や古澤良祐フェスタ・ルーチェ実行委員長らがカウントダウンに合わせ、スイッチを押すと一斉に点灯し、集まった見物客から歓声が上がった。ライトアップを記念し、ドローンショー「WAKAYAMA LIGHTS 2024 presented by FeStA LuCe」も開催。和歌山城でドローンショーを開くのは今回が初。約400機のドローンが「光の回廊」の文字や葵(あおい)の紋などを夜空に描いた。西之丸庭園を船で遊覧する「和歌山城ナイトクルーズ」を行ったほか、ちょうちんを販売。飲食店の露店やキッチンカーも並んだ。
開催に合わせ、公園内の名勝「西之丸庭園」もライトアップ。モミジのほか「紀州の青石」と呼ばれる緑泥片岩を使った石組みや堀の中に浮かぶ釣殿「鳶魚閣(えんぎょかく)」を照らす。
和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「初日は花見シーズン以上の人出だった。けやき大通りでもイルミネーションイベントが始まり、和歌山城の内外が明るくなる。夜も楽しい時間を過ごしてほしい」と話す。「夜の天守閣や公園でさまざまな活動ができるので、体験提供やイベントなどで一緒に盛り上げてもらえれば」とも。
点灯時間は17時~23時。2025年2月28日まで。