アドベンチャーワールド(白浜町堅田)が12月13日、ミナミシロサイの「ファラ」が死んだと発表した。
同園によると、ファラは11月中旬から食欲が減退傾向にあり、飼育スタッフや獣医師が対応に当たっていたが、13日に死んだという。死因は老衰。
ファラは、1976(昭和51)年2月19日南アフリカ生まれの雌のミナミシロサイ。1978(昭和53)年2月19日に来園した。同園によると、ツノの形がきれいに真っすぐに伸び、他の個体に比べやや顔の色が薄いのが特徴で、穏やかでマイペースな性格だったという。開園当初から約46年にわたり、大きな病気やケガもなく同園で過ごし、7頭の子どもを出産し、6頭を育てた。48歳はミナミシロサイの国内最高齢という。
草食動物飼育スタッフは「とても長生きしてくれた。時折、スタッフに甘えるようなしぐさを見せてくれた。ブラッシング中には気持ちよさそうな表情も見せいた。たくさんのスタッフやゲストとも関わり、多くの人から愛されていた。寂しいが、ファラとの思い出を心に刻み、みんなが笑顔で過ごせるよう取り組みたい」と話す。