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和歌山で十日えびすののしあめ作りが最盛期 大きさ・価格は例年通り

のしあめを作る「うみの製菓」の工房の様子

のしあめを作る「うみの製菓」の工房の様子

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 十日えびすに向けた「のしあめ」製造が現在、本町公園近くの「うみの製菓」(和歌山市本町4、TEL 073-423-0596)でピークを迎えている。

飾り付きののしあめを手にする海野さん

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 のしあめは、紅白の棒状のあめをのし形にした縁起物。十日えびすの参拝客が福笹(ふくざさ)の吉兆(きっきょう)や熊手などと共に買い求める。

 同社は、神社や婦人会、PTA、地域連合会、露天商などから注文を受け、11月中旬から1月上旬にかけ、のしあめを製造。紅白あめのほか、チョコレート味とサイダー味の3種類がある。サイズに応じて価格が異なり、長さ約20センチの紅白あめ(200円)から1メートルほどの板に固定し笹や小判を模した飾り付き(1万円)までをそろえる。特注で2万円、3万円にも対応する。

 同社は1924(大正13)年に創業。創業者の孫の海野佳広さんが27歳で3代目として家業を継いだ。海野さんは「砂糖と水あめで作る、綿菓子に近い素朴な味わいが特徴。懐かしい味という人も多い。原材料が高騰しているが、例年通り、値段もサイズも変えずに販売する。縁起物なので食べてほしい」と笑顔を見せる。

 「東の宮恵比寿(えびす)神社」(吉田)や「水門吹上(みなとふきあげ)神社」(小野町)などで1月9日~11日に販売する。

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