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和歌山で自動運転バス実証実験 和歌山駅~和歌山城間循環5.3キロ運行

JR和歌山駅から和歌山城公園間を循環する自動運転EVバス

JR和歌山駅から和歌山城公園間を循環する自動運転EVバス

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 自動運転バス実証運行事業が1月29日から、JR和歌山駅~和歌山城間で行われる。

紀州手まりを描いたラッピングを施した自動運転EVバス

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 期間中、路線バスなどの乗務員不足対策や観光の二次交通充実などを目指し、特定条件下の完全自動運転「レベル4」の実装に向け、ニーズ把握や公道走行の課題抽出を行う。昨年はJR和歌山駅と和歌山城公園までの片道運行を5日間行った。今年は走行期間と運行ルートを延長し、JR和歌山駅からけやき大通りを通り、和歌山城公園を1周し、再び和歌山駅に戻る約5.3キロの循環ルートを運転手が同乗し状況に応じて操作する自動運転「レベル2」で運行する。

 車両は、フランスの自動運転システム企業「ナヴィア・モビリティ」の「レベル4」対応の電気自動車「EVO(エヴォ)」を使う。定員は12人、最大速度は19キロ。車体には紀州手まりをデザインしたカラフルなラッピングを施す。

 バス停は、JR和歌山駅、和歌山城公園前、岡公園前の3カ所で、混雑時間を避け、1日6便運行する。試乗は9人まで。運賃は無料。スマートフォン用アプリから予約が必要。

 和歌山市交通政策課の木下直哉さんは「早くも試乗予約があり、驚いている。新型車両にはハンドルやブレーキ、アクセルがなく、運転手はコントローラーで制御する。実際に乗ってもらい、たくさんの人にアンケートに協力してほしい」と話す。「ドライバーの皆さんには協力をお願いしたい」とも。

 運転時間は、日曜~木曜=9時15分~17時30分、金曜~土曜=14時5分~22時。2月9日まで。

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