
宇宙ふれあいホール「Sora-Miru(ソラミル)」(串本町西向、TEL 0735-67-7004)が4月1日、串本町古座分庁舎跡にオープンした。運営は「ヒト・コミュニケーションズ」(東京都豊島区)。
「宇宙をもっと身近に」をコンセプトにした3階建ての同施設。1階には、宇宙の仕事や宇宙開発の歴史をテーマにした展示やロケットの構造を学ぶパズルなど6つのゾーンを設ける「ロケットミュージアム」、ロケットや宇宙関連の図書コーナー「星空ライブラリー」、ミュージアムショップなどがある。2階にオフィス区画を設け、3階の「スペースシアター」では同町のロケットにまつわる活動を8K映像で紹介する。
当日は、田嶋勝正町長や公益財団法人日本宇宙少年団の小定弘和副事務局長があいさつし、テープカットを行ったほか、串本町マスコットキャラクター「まぐトル君」を「Sora-Miru応援大使」に任命した。
小定さんは「ソラミルは、ロケットの仕組みや人工衛星宇宙飛行士について、訪れた人が見て、触れて、感じてもらえる施設。最新の科学に基づき、宇宙航空研究開発機構(JAXA)にゆかりの人たちがたくさん関わった。通信・医療・環境など、私たちの身近な仕事が宇宙に関係している。宇宙の魅力と探求心に触れ、宇宙の仕事を身近に感じてもらえたら」とあいさつした。
田辺市から子どもと訪れた30代女性は「息子はロケットが大好きなので、串本にロケットと宇宙にまつわる施設ができて、とてもうれしい」と笑顔を見せる。
開館時間は9時~17時。第3水曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は、中学生以上=1,000円、4歳以上・小学校以下=700円、3歳以下無料。