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海南で高校生が選挙啓発アナウンス吹き込み 行政の防災無線で放送

海南市の無線統制室でアナウンスの録音を行う田中さん

海南市の無線統制室でアナウンスの録音を行う田中さん

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 和歌山県立海南高校の生徒による選挙の投票・参加啓発アナウンス放送が5月16日、海南市で始まった。

海南市にある県立海南高校

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 6月1日の和歌山県知事選挙に向けた放送に、同校2年の田中瑠乃さんが初挑戦した。同市は、2024年10月の第50回衆議院議員総選挙で初めて同校生徒の中尾結菜さんに啓発アナウンスを依頼。今回で2回目。高校生が投票を呼びかけることで、幅広い世代への啓発効果を狙う。

 収録を終えた田中さんは「初めてで緊張したが貴重な体験になった。今の若い世代は政治への興味が低下している傾向にある。今回のように高校生が先頭に立ち、啓発活動に参加することで、皆さんに政治への関心を持ってもらい、投票につながれば」と話す。

 同市総合行政委員会事務局の木下智史さんは「いつもと異なるフレッシュな放送で皆さんに興味を持ってもらえたら」と話す。「高校在学中には18歳を迎える生徒もいる。同世代が広報に参加することで若い世代が関心を持つきっかけになれば。地元の高校生がアナウンスすることで、地域の皆さんの普段の会話でも話題に上がれば」とも。

 田中さんの声によるアナウンスは6月1日まで。2日に1回程度、10時に防災行政無線で放送する。

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