
和歌山経済新聞の2025年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、2月にオープンしたバイキング食堂「キッチンこもれび」(紀美野町下佐々)を紹介した記事だった。
ランチタイムはドリンクバー付きのバイキング形式で営業する同店。煮物や巻きずし、カレー、ハンバーグ、マーボー豆腐など和洋中のさまざまな料理のほか、地元産野菜を使った総菜やデザートを提供する。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 紀美野にバイキング食堂「キッチンこもれび」 モーニングプレート提供も(4/10)
2. 「ユニクロ」紀伊川辺店で和歌山の企業3社コラボTシャツ販売(4/4)
3. アドベンチャーワールドのジャイアントパンダ4頭、最終公開日に長蛇の列(6/27)
4. 和歌山にクレープ店「べあくれーぷ」 ウサギやクマの動物型トッピングも(3/17)
5. 道の駅「青洲の里」のレストランがリニューアル 地産食材を提供(3/28)
6. 和歌山県立自然博物館にワカヤマソウリュウの死骸ジオラマ ぬいぐるみで再現(4/15)
7. 和歌山にチーズケーキ専門店「きつねのしっぽ」 チーズケーキ入り大福も(5/15)
8. 有田川町に「ポッポみちスタンドボンジュ」 フランスからの移住者が出店(5/23)
9. 和歌山の「市堀川夜市」、4月以降も開催を継続 ナイトクルーズも(4/25)
10. 和歌山・「アドベンチャーワールド」でフタユビナマケモノの子どもが日光浴(5/19)
2位は日用品メーカー「キクロン」(和歌山市森小手穂)、フードコート「グリーンコーナー」を経営する日本茶専門店「玉林園」(出島)、中華そば店「丸田屋」を経営する「バカヂカラ」(岩出市根来)の地元企業3社と「ユニクロ紀伊川辺店」がコラボしたTシャツの記事がランクイン。3位は、6月28日にアドベンチャーワールド(白浜町堅田)から成都ジャイアントパンダ繁育基地(中国四川省)に返還された4頭のジャイアントパンダ「良浜(らうひん)」「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」の最終公開日の様子を伝える記事だった。4月24日に同園が返還を発表してから、来園者は増加し、連日、パンダを見るための行列ができていた。白浜町の宿泊施設や交通にも大きな影響を与えた。10位にも同園のナマケモノの記事がランクインし、パンダ以外の動物も注目を集めた。
4位、7位はクレープやチーズケーキなどスイーツ店オープンの記事。6位は、和歌山県内で発見された新属新種の水生爬虫(はちゅう)類「ワカヤマソウリュウ」の「死骸」ジオラマ。ぬいぐるみを大胆に切断し、綿を飛び出させたり、周囲には散乱した肋骨(ろっこつ)などを配置したユニークな展示に注目が集まった。
パンダやワカヤマソウリュウなど、県外からも注目を集めたニュースがランクインする一方で、紀美野の飲食店が1位になるなど、ローカルニュースが半数を占めた。和歌経では今後も引き続き、地元ならではの小さな話題も取材していきたい。